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東広島定住サポートセンター(地域づくり推進課内)

月曜日~金曜日(12月29日~1月3日、祝日は除く)

8時30分~17時15分

”東広島LOVEな人”に聞いてみた
移住・創業インタビュー

レンタルオフィス支配人 / 内藤 昌史さん

◎東広島市八本松町在住 34歳 ◎居住歴:8カ月 ◎出身地:東広島市
※2018年11月取材時

生まれ育った故郷に光を
スキルを身に着けUターン

小学1年まで広島県内に暮らし、父親の転勤で関東に移り住み、学生生活を送った内藤昌史さん。東京勤務を経て長野県信濃町へ転勤。ここで地方創生事業にも関わったことが、故郷東広島へUターンするきっかけとなった。

ウェブをツールに自分の未来を描く

大学を卒業後、東京の化粧品メーカーに就職マーケティング等に関わるうちに「これからの時代はウェブが主流になるのでは」と思うようになりました。4年半勤めて退職し、ウェブ制作会社にディレクターとして転職。ウェブの世界なら、会社や商売の規模に関係なく、オンライン上で勝負できること、地方、都市圏、どこにいても名を知ってもらえると感じた私は「東京でウェブ制作やマーケティングのスキルを磨き、地方の良い物を世界に発していくのが自分の役割では」と考えるようになったのです。

そんな中、サーフィンに一緒に行く仲で年齢も近い、ウェブ制作会社LIGの社長と出会ったことが転機に。「地方創生に取り組みたい」という社長の思いに共感し、同社に入社しました。入社後は、茶摘みやスキューバダイビングなど、地方の観光体験をオンラインで申込みできるウェブサービスの立ち上げから関わりました。

脱・東京――長野へ、そして帰郷

2015年、「ウェブの仕事は東京一極集中でなくてもできる。自由な働き方をしよう」という社の方針で、社長の故郷である長野県信濃町にサテライトオフィスを新設することになり、長野に転勤しました。人口約8,000人の町で、東京のウェブ制作の仕事をリモートワークでこなす傍ら、自治体と一緒に移住・定住促進の仕事も手掛けていました。

長野の生活はとても充実していましたが、八本松町に居を戻していた両親のことを考えると「長男である私は、大好きな長野に一生いるわけにはいかない。少しでも早く広島に戻って、地域に根差したコミュニティを作りたい」と思うようになりました。

長年、ウェブの仕事に従事していると、この業界の弱点が見えてきます。参入障壁が低い。だから競合が多くなる。強いコンテンツじゃないと生き残れません。だから、広島では今の仕事とは真逆の、地に足がついた“農業”がしたい。その思いを会社に伝えたところ、図らずも広島のオフィスに転勤することができました。

農業を軸に、職業人としての第二ステージへ

2018年4月から、広島市中区にあるコワーキングスペース「いいオフィス広島」に、支配人として勤務しています。リモートワークで東京のウェブ制作の仕事をしつつ、江田島の農地を借りたり、大崎下島で有機農法を学んだりと、就農の足固めも。今年12月、平成最後のクリスマスに、江田島にレモン農園を開設することもできました。将来は、八本松町の自宅の納屋を改装して、果実の加工場も作りたいですね。

また、いずれは東広島でも農業をしたいと思っています。ワインが好きなので、湿度が高いこの土地にあったブドウの品種を見つけて、育ててみたいです。加工した農産物は、広島市内の中心にあるこのコワーキングスペースで販売したい。長野にいた頃のように仲のいいコミュニティを作り、みんなで一緒に地域を盛り立てていきたいです。