”東広島LOVEな人”に聞いてみた
移住・創業インタビュー
082-422-1033
月曜日~金曜日(12月29日~1月3日、祝日は除く)
8時30分~17時15分
”東広島LOVEな人”に聞いてみた
移住・創業インタビュー
◎東広島市西条町在住 37歳 ◎居住歴:8ヵ月 ◎出身地:福井県
※2016年8月取材時
学生時代を西条で過ごし、パン店でアルバイトをしていた。社会人となり各地を転勤していたが、家族ができ「定住し、パン店を開きたい」と思うようになる。原点ともいえる西条で2016年、夢のパン店をオープン。
広島大学在学中に、西条のパン店でアルバイトをし、パン作りの面白さや楽しさを知りました。「いつかはパン屋をやりたい」との思いを温めつつ、転勤の多い自動車部品メーカーに勤務。趣味で、家族のためにパンを焼いていると「幼いわが子のためにも移住し、かねてからの夢だったパン店を持ちたい」と思うように。妻の理解が一番の後押しとなり、2015年12月に、学生時代を過ごした西条に転居しました。
2016年3月、西条酒蔵通りに念願のパン店「cocoron(ココロン)」をオープンしました。開業資金は一部、市からの補助金を充てることができ、とても助かりました。うちのパンは、小麦のうまみを引き出してくれる「ポーリッシュ製法」を用い、ミネラルを含む中硬水である酒蔵の仕込み水を使用するのが特徴。酒蔵通りに住み着く酵母と仕込み水で、ここにしかない「酒蔵のパン」を焼き上げています。
ずっとパソコンに向かう仕事から、座る時間もない日々へ。パン作りは体力が必要で毎日全力投球ですが、月曜は仕事を離れ、家族と一緒に過ごす日と決めています。転居してから、子どものぜんそくが良くなったのもうれしいですね。店を持つ夢がかないましたので、これからは残り半分の夢である「自分の目指すパンの味」を追い求めていきます。
地元の方から「本場フランスよりおいしい」「バター100%のクロワッサンを探していた」と喜ばれ、口の肥えたお客が多いまちだなと感じています。人口が増え、発展し続けている東広島市で、ぜひ夢にトライしてください。
甘酒あんぱんなど、5種類の甘酒パンに使用。家でも家族で愛飲しています。
店の向かいにある、築約80年の古民家を改装したコーヒー店。窓際に座ってリラックス。