日本クライメイトシステムズ2022年2月取材時

私たちの会社は、自動車用や産業機器用の空調、冷却機器を開発製造・販売しています。正社員は約400名で、高卒・大卒合わせ毎年10名前後の新卒者が入社します。就職者の割合は東広島市外から約7割、東広島市内から約3割。社内の活気ある雰囲気に惹かれたという人や、専門分野で知識を生かしたい、開発製造を手がけてみたいという理由で入社する人が多いように感じます。
就職のため市外や県外から移住する場合が一定数ありますが、地元社員に地域のことを教えてもらいながら、少しずつこのまちの生活に溶け込んでいるようです。また、英語習得を促している我が社では、その能力成果発揮の場と地域貢献の意味合いで、「酒まつり」の英語アナウンスのボランティアに参加したこともあります。私自身、生まれも育ちも東広島なので、社員たちがそのような活動を通して自然とこのまちを好きになってくれたら嬉しいなと思います。東広島は県のほぼ中央に位置し、車でも新幹線でも飛行機でもアクセスのしやすい場所。新しいマンションや飲食店も増えており、まちが発展しているのを感じます。会社が社員に求める能力のひとつである“チャレンジ精神”溢れる若い世代が、県内外在住に関わらず、飛び込んできてくれるのを願っています。

高校生まで実家のある廿日市で過ごし、広島大学理学部への進学を機に東広島へ移住しました。大学では化学を専攻していたので、その知識が生かせればと福山にある化学系製品の製造会社に就職。大学進学時に一度移住を経験していたため、福山へ移り住むことにはあまり抵抗がありませんでした。福山での仕事は営業職だったため、次第に研究開発がしたいという気持ちが大きくなっていったこと、また、家庭を持ったため、子どもが成長する中で、もう少し家族との時間を持ちたいという思いが膨らみ転職することにしました。
「日本クライメイトシステムズ」の面接に臨んだ際、会社の人たちが皆人当たり良く、和気あいあいとしたムードでとても好印象でした。転職後は、電気自動車のバッテリークーラーの製造開発に携わらせてもらい、これからますます伸びるであろう電気自動車の心臓部を手がけられることにやりがいを感じています。また、こちらに来てから自宅も購入し、近所に住む会社の人から地域のお祭りや花火大会などのイベントを教えてもらったりして、プライベートも満喫しています。東広島はほどよく自然があり、ファミリーで住むにはうってつけ。今後も公私ともに充実した日々を送っていきたいと思っています。

もともと東広島の生まれで、進学をきっかけに県外へ出ました。物理の先生を目指し佐賀大学の理工学部に進学。一度は県外に出てみたいという思いで進学先を選んだものの、いざ移り住むとなると、とてもドキドキしました。不安に反し、高校時代熱中していたサッカーを大学でも続け、共通の趣味を持つ友人ができたことで、他県での暮らしが心地良いものになりました。父が長くマツダの社員として勤務しており、その背中を見ていたことや、地元で働きたいという思いが段々と強くなり、教員の道から「東広島にあるマツダと関係する会社へ就職すること」に目標を変更。
「日本クライメイトシステムズ」と出合い、馴染みある地元でのびのび働く夢が叶いました。まだ世に出ていない技術を開発、実験を重ねる部署にいるためトライ＆エラーの日々。困難もありますが、主要取引先にマツダやパナソニックを持ち、高い技術力が求められる中で挑戦を続けることで、自身を高められていると感じています。チームのメンバーとボウリング大会をしたり、社会人サッカーチームに入り休日もリフレッシュ。これから就職などで移住を視野に入れている人は、自分がどのような暮らしをしたいか、まずは想像してみるといいかもしれません。

私の初めての移住経験は、高校まで過ごした福山からカナダへ留学したこと。映画関係のメイクの仕事に憧れて、カナダの専門学校に進学しました。卒業後は、埼玉にある会社でメイキャップアーティストのアシスタントとして活動。自分の夢を追い求めていましたが、夫と出会い、結婚して家庭へ入りました。偶然にも夫は広島の人だったので、拠点を広島に移そうと夫の実家がある東広島へ。子育てしながら「日本クライメイトシステムズ」で派遣社員として働き、その後正社員に登用。在宅勤務やフレックス制度を使いながら育児と仕事を両立できました。
また、病後児保育を行っているクリニックの存在にも大いに助けられました。東広島は新鮮な野菜が手に入りやすく、美味しいものと美味しいお酒が揃っているまち。広島大学のお膝元であり、学術都市である点も子育てする上でのメリットだと思います。実際、我が家では広島大学の学生さんが家庭教師に来てくれ、勉強だけでなく大学はどんなところかということも子どもに教えてくれています。今まで各地を転々としてきましたが、思い切って飛び込んでみると、そこにしかない暮らしや生き方が見えてきます。もしも東広島での暮らしに興味がある人がいるなら、ぜひトライしてみてはどうでしょうか。