農業を始めたい人、大募集!!
東広島市園芸センターが、そんなあなたをバックアップ!
東広島市園芸センターってどんなところ?
野菜や花などの「園芸農業」を学ぶ場として誕生。
もともと東広島市は県内有数の稲作地帯でしたが、減反政策などをきっかけに、野菜作りに転換するようになりました。米と違い、種類が豊富で栽培方法も異なる野菜作り。その普及のためには、技術指導にとどまらず、販売方法や営農計画など幅広く習得できる場が必要です。そこで、1995年に市が運営する東広島市園芸センターが設立されました。
15棟のビニールハウスと畑が広がる敷地
ビニールハウスの中では季節の作物を丁寧に育てます。
研修って何をするの?
充実した研修制度で、未経験者をプロ農家に育てます。
現在、園芸センターでは、ビニールハウス15棟と複数の畑で、以下の研修、支援を行っています
栽培実習
専用ほ場でミニトマトや葉菜類、トルコギキョウなどを、栽培、収穫、出荷まで実習し、専門性を身に付けます。白ネギやナスなど20種類以上の野菜や花きの栽培も、幅広く体験的に学びます。
先進地視察
市場や量販店、直売所などを視察し、流通の実態を学ぶと同時に、変化する消費者ニーズや販売方法を把握します。また、先進団体の視察や講習会参加などで、さらなる農業技術の習得を目指します。
講義、営農計画
講義では「植物生理」「土壌肥料」「病害虫防除」など、就農時に必要な基礎知識を学ぶことができます。農業簿記や確定申告、販売戦略の基礎など、書類作成方法の支援も充実。
就農支援制度
就農するにあたって、研修中から県やJA、農業委員会などからもフォローがあり、卒業後も安心して農業に従事できます。
先進農家での短期研修
東広島市内の先進農家や研修生OBなどのほ場での研修により、効率的な栽培管理や収穫・調整方法など実践的な技術を習得します。経営方針や経営戦略、労務管理といった事務的管理についても学びます。
農業機械の操作などもしっかり実技で学びます。
就農予定地でほ場の準備についてアドバイスを行います。
時には市場に出向いて、農作物流通の現場を視察します。
私達の園芸センター研修
充実の研修内容が後押し!
経営計画に沿い野菜作りに挑戦
以前は兼業農家として米を作っており、野菜作りも勉強したいと考え始めた時に東広島市園芸センターを知りました。「市が運営する施設なら、きちんと学べるだろう」と思い、2016年春から研修をスタートしました。
研修中に、いろいろな品種の栽培を経験できたので、就農後、収益性や畑にあった品種を自信をもって植えることができました。また、園芸センターの手配で四国にある苗のメーカーさんを視察させてもらい、納得した苗選びができたのもありがたかったです。
園芸センターのものを参考に、自分自身で一から立てた経営計画に沿って、約10アールのビニールハウスでミニトマトとホウレンソウの栽培を始めて、就農3年目には計画どおりに約20アールに拡大できました。今は特に土作りについてアドバイスをもらっています。
福原 由美 さん
※2017年3月取材時
せっかく農業に従事するのですから、収益を上げることは重要。「計画性」の大切さを研修でしっかり学べたのもよかったと思います。園芸センターは、新規就農者にとって、とても心強い存在です。